・肋骨圧痕とは、肺の肋骨面(肋骨に面する肺の外側面)に見られる、肋骨によってできた浅いくぼみのことである。

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・肋骨面は肺の3つの面(肋骨面・内側面・横隔面)のうち最大の面で、胸郭の内面に沿って丸く膨らんでいる。この面に、肋骨の並びに沿った溝状のくぼみとして肋骨圧痕が見られる。
・肋骨圧痕のうち、特にはっきりしているのは第1肋骨によるもので、肺尖の近くに溝として見られる。図譜では「第1肋骨溝(groove for 1st rib)」と記されている(ネッター解剖学アトラス)。
・肋骨圧痕がはっきり見えるのは、主に固定された標本の肺である。生きている肺は呼吸でふくらんだりしぼんだりしているため、肋骨圧痕は浅く目立たない。
・内側面に見られる心圧痕(心臓によるくぼみ)と同じように、隣り合う構造に押されてできたくぼみである。
・なお、「肋骨圧痕」は解剖学用語集の正式な用語としては確認できなかった。英語でも「rib impressions」「costal impressions」のように、説明的に呼ばれることが多い。
・胸部X線で見られる「rib notching(肋骨の下縁が削られる所見)」は、肋骨そのものがへこむもので、臓器の表面のくぼみである肋骨圧痕とは別のものである。
■ より詳しい解説■
・「心圧痕」「肺門」のページ、および「肺」のページの「面」の項をご覧ください。
以下は「Wikipedia」の解説文となる(「Lung」の項より)。
The front and outer sides of the lungs face the ribs, which make light indentations on their surfaces.
【 語 句 】
・front:前 ・outer side:外側 ・lung:肺 ・face:向く、面する ・rib:肋骨 ・light:軽い、浅い ・indentation:くぼみ ・surface:表面
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