直腸間膜( ちょくちょうかんまく、英:Mesorectum )

 

※ 注意:このページについて

もともとのデータが入っていなかったため、AIによる応急処置の解説ページとなる。内容の正確性は必ず元資料(下記参考ページ等)と照らし合わせてご確認ください。

 

・直腸間膜とは、直腸の後ろ側と左右を包んでいる、厚い脂肪組織の層のことである。中には直腸に向かう血管(上直腸動脈・上直腸静脈)やリンパ節、神経が含まれている。

・「膜」という名がついているが、薄い膜ではなく、厚みのある脂肪の層である。その外側は「直腸(固有)筋膜」という薄い膜で包まれている。

 

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■ どこから始まるか ■

・仙骨の前でS状結腸が直腸に移る部分(第3仙椎の高さ付近)から、はっきりと現れる。

・S状結腸では、腸を後腹壁につないでいるS状結腸間膜は、2枚の腹膜のあいだに血管と脂肪をはさんだ薄い膜で、脂肪は腸の後ろ側にだけある。直腸に移ると、この脂肪が左右にも回り込んで直腸を包むようになり、外側を直腸(固有)筋膜がおおうことで、直腸間膜というひとかたまりになる。

・直腸間膜は、後ろ側と左右では厚いが、前側では非常に薄い(部位によってはほとんどない)。

 

■ ほかの間膜とのちがい ■

・形:一般の間膜(小腸の腸間膜やS状結腸間膜など)は、臓器を後腹壁から吊り下げる薄い膜で、腸はある程度自由に動くことができる。これに対し直腸間膜は、直腸を包み込む立体的な脂肪のかたまりである。

・はたらき:直腸間膜は、狭い骨盤の中で直腸を支え、クッションの役目をしている。

・包み:一般の間膜は両面が腹膜でおおわれるが、直腸間膜は腹膜の下(腹膜の外)に入り、直腸(固有)筋膜という線維性の膜に包まれている。

 

■ 臨床的意義 ■

・直腸がんは、まず直腸間膜の中のリンパ節に広がりやすい。

・1982年、イギリスの外科医ヒールド(R. J. Heald)は、直腸間膜を直腸(固有)筋膜ごと傷つけずに一塊として取り除く「全直腸間膜切除(TME:total mesorectal excision)」を提唱した。これにより直腸がんの局所再発は大きく減り、現在の直腸がん手術の標準的な考え方となっている。

・このとき剥離する層は、直腸(固有)筋膜と仙骨前筋膜のあいだのすき間で、「holy plane(聖なる層)」と呼ばれる。

 

■ より詳しい解説■

・「直腸(固有)筋膜」「S状結腸間膜」「仙骨前筋膜」「間膜」のページをご覧ください。

 

「 日本人体解剖学 」「 船戸和弥のHP 」

 

 以下は「Wikipedia」の解説文となる(「Mesentery」の項より)。

The mesorectum is that part attached to the upper third of the rectum.

While the total mesorectal excision (TME) operation has become the surgical gold standard for the management of rectal cancer, this is not so for colon cancer.

【 語 句 】

・mesorectum:直腸間膜 ・attach:付着する ・upper third:上部3分の1 ・rectum:直腸 ・total mesorectal excision:全直腸間膜切除 ・operation:手術 ・surgical:外科の ・gold standard:最も標準的な方法 ・management:治療 ・rectal cancer:直腸がん ・colon cancer:結腸がん

 

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