ヘンレ係蹄( へんれけいてい、英:loop of Henle )

 

・概 要
・参考となるサイト
 ( ウィキペディア, イラストを掲載しているサイト )

 

【概 要】

・ヘンレ係蹄とは、尿細管のうち、近位尿細管に続き遠位尿細管に至るU字形(ヘアピン形)の部分である。ヘンレのループ、ネフロンループともいう。ドイツの解剖学者ヘンレ(F. G. J. Henle)にちなむ。

・皮質から腎髄質の中へ下る下行脚と、折り返して皮質へ戻る上行脚からなる(船戸和弥のHP:Rauber-Kopsch)。上皮の丈によって、細い部分(細い下行脚・細い上行脚)と太い部分(太い上行脚)に分けられる。「細い」「太い」は内腔の大きさではなく上皮細胞の丈の違いによる。

・腎小体が髄質に近いネフロン(傍髄質ネフロン)ほどヘンレ係蹄は長く、皮質の表層にあるものは短い。

・細い下行脚は水を通しやすく、上行脚は水を通さずにナトリウムなどのイオンを再吸収する。この性質の違い(対向流増幅系)によって腎髄質の浸透圧が高く保たれ、集合管で水を再吸収して濃い尿をつくることができる。

・太い上行脚では、Na–K–2Cl共輸送体によってイオンが再吸収される。ループ利尿薬はこの輸送体に働いて尿量を増やす。

 

会員限定の図この部位の閲覧には会員登録が必要です。 腎臓の断面(拡大図) 腎臓 腎皮質 腎髄質 腎小体 近位尿細管 遠位尿細管 皮質集合管 腎錐体 髄質集合管 乳頭管 糸球体 ボウマン嚢

 

【参考となるサイト】

「 日本人体解剖学 」「 船戸和弥のHP 」

 

 以下は「Wikipedia」の解説文となる。

The loop of Henle (also known as Henle's loop, Henle loop, nephron loop) is the portion of a nephron that leads from the proximal convoluted tubule to the distal convoluted tubule. Named after its discoverer, the German anatomist Friedrich Gustav Jakob Henle, the loop of Henle's main function is to create a concentration gradient in the medulla of the kidney.

【 語 句 】

・loop of Henle:ヘンレ係蹄 ・nephron loop:ネフロンループ ・portion:部分 ・nephron:ネフロン ・proximal convoluted tubule:近位曲尿細管 ・distal convoluted tubule:遠位曲尿細管 ・discoverer:発見者 ・anatomist:解剖学者 ・concentration gradient:濃度勾配 ・medulla:髄質

 

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